香りグッズTOP > No.4 香料の種類と分類 ~自然界から作られた天然香料と人間が作り出した単品香料~

No.4 香料の種類と分類 ~自然界から作られた天然香料と人間が作り出した単品香料~

天然香料と単品香料

香水は、直接素肌、特に静脈につけるのが一般的で、体温の高い所につけるのが良いとされているそうです。

香水を作るには「アルコール、香料油、蒸留水」が必要です。
この中の香料油を作るもとになるのが香料になります。

香料は、食品に香りと味の一部を付与する食品添加物(フレーバー)と、食品以外のものに香りをつけるフレグランス(香粧品香料)に大別されます。

そして、香料には、自然界の動植物からとれる天然香料と、人間が科学的に合成して作られた単品香料があります。

また、天然香料には、動物系香料と植物系香料があります。
一方、単品香料には合成香料と単離香料があります。
合成香料は、天然材料の化学構造を分析し、それと全く同じものを科学的に作った香料です。
単離香料は、天然香料の精油から抽出した成分で、単一の成分のみを単離(特定の要素のみを取出す)精製するものです。

香料分類表
天然香料 動物性香料 ムスク、シベット、アンバー
植物性香料 ローズ、ジャスミン、ラベンダー、セージ、バジル
単品香料 合成香料 アルデヒド等
単離香料 メントール等

天然香料の動物性香料と植物性香料の種類

天然香料の動物性香料
ムスク 鹿の分泌物。肉感的な香り。香りが強く、香料や薬品にする。
シベット ジャコウネコの分泌物。動物的でセクシーな香り。
アンバー マッコウクジラの腸にできた結石。香りは様々。
天然香料の植物性香料
果皮
ベルガモット ベルガモ地方原産の柑橘。刺激が強く、柑橘系ではかなり甘味のある香り。
マンダリン 主に中国でとれるオレンジに近い柑橘。甘い香り。
レモン 酸味が強く、フレッシュな香り。
グレープフルーツ レモンよりは甘味がある香り。
果実
アニス シソ科の植物。香辛料。
コリアンダー セリ科の植物。甘くスパイシーな香り。
レッドペッパー 唐辛子。刺激が強く、スパイシーな香り。
バニラ アメリカ熱帯地方産ラン科の植物。
ローズ 甘味があり、深い香り。薔薇の種類により香りも異なる。
ジャスミン 甘くリラックス効果のある香り。
ラベンダー シソ科の植物。爽やかで甘味のある香り。
ネノリ ミカン科の植物。柑橘系の爽やかなフローラル。
リンデン 菩提樹科の植物。ソフトで甘味とスパイシーな香り。リラックス効果もある。
つぼみ
グローブ フトモモ科の植物。スパイシーで刺激的な香り。
サンダルウッド ビャクダン科の植物。甘くスパイシーな香り。
シダーウッド ヒノキ科、松科の植物。オリエンタル系の乾いた香り。
ローズウッド クスノキ科の植物。スパイスの効いた甘い香り。
セージ シソ科の植物。シャープな香り。集中力アップ。
バジル シソ科の植物。ハーブ系のスパイシーな香り。
シナモン くすのき科の植物。スパイシーでほのかな甘み。

単品香料の合成香料と単離香料の種類

単品香料の合成香料
アルデヒドC9 力強いワックス系の香り。
アルデヒドC10 力強く、ほんのり甘味のある柑橘系の香り。
アルデヒドC11 力強く、ワックスやローズ系で、金属的なグリーンっぽい香り。
アルデヒドC12 ワックスっぽい香り。
アルデヒドC12 MNA 甘味が少なく、あまり強くない果実系の香り。
単品香料の単離香料
メントール ハッカなどから抽出。爽快感のある香り。

▲page top