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No.4 南海トラフの最大級巨大地震! ~巨大地震の全容と対策~

南海トラフとは?

8月29日、内閣府は、南海トラフの最大級巨大地震で、死者が関東から西の30都府県で最大約32万3000人に及ぶことを発表しました。
建物においては、最大約238万棟が全壊・焼失すると推定されています。
震度7の強い揺れに、更に最大34メートルの津波が、太平洋岸を襲うと言われてるこの巨大地震ですが、南海トラフって何?と、思われた方も少なくないと思います。

南海トラフとは、四国の南の海底にある溝のことで、南海・東南海・東海地震の震源域が連なる非常に大きな地震発生帯です。
地図上の範囲で言うと、四国から静岡県の太平洋沖全域になります。

発生頻度は?

この地震の死者数の最大は、東日本大震災の20倍近くで、2004年のスマトラ島沖地震を上回る世界最大規模なのだそうです。
津波での死者数は約23万人で、なんと全体数の7割を占めています。
ただ、死者数には幅があり、最小の場合は約3万2000人で、発生頻度は極めて低いそうです。

しかし、南海トラフという大きいくくりでは発生頻度は低いですが、3つの震源域で分けて言うと、東海地震88%、東南海地震70%、南海地震60%とその頻度は大きくなります。

やはり、地震はいつ起こってもおかしくない状況なのですね。

自分でできる対策

この内閣府の発表もあり、9月1日の防災の日には、各地で巨大地震を想定した避難訓練が行われました。
また、内閣府は東日本大震災の教訓を踏まえ、同じ仕組みで地震が起きる南海トラフの検討会と作業部会を設置し、巨大地震への対策を急いでいます。

地震は、季節や1日の中でいつ起こるか分からないものですよね。
阪神・淡路大震災では、真冬の1月で早朝。
東日本大震災は、春目前の3月で昼間。
これが、夜中やラッシュ時、真夏や秋冬、平日や休日だったり、様々なケースが考えられます。

そう思うと、防災対策は、様々状況を考えそれぞれに合わせた対策が必要ですね。
自宅での防災グッズ、外出中の携帯できる防災グッズ、会社に保管しておく防災グッズ、それぞれに用意しておくに超したことはありません。

特に、外出中に持ち歩けるものには限りがありますが、ペンライトや災害用地図、ビニール袋などは必需品ですね。
それから、秋冬春先にかけては携帯カイロ、夏の暑い時期には身体を冷やせるグッズなど…。
巨大地震と聞いて何をどうしたら良いのか放心状態になってしまいがちですが、自分でできる備えを心がけて行きましょう。

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